本レポートでは、2002年から2009年までの31の省と市の基礎教育データを利用し、公平性と中立性という二つの観点から、わが国の基礎教育に対する財政資金の配分について実証分析を行った。経済発展が遅れている地域では、財政資金の安定的確保が困難であることから、教育への資金配分を改善することは難しい。教育の財政からの中立性という観点からは、地域ごとの財政収入の差が普通小学校教育の経費に与える影響は小さいものの、普通中学校教育の経費に与える影響は大きい。経済発展が遅れている地域ほど、教育の経費はその地域の財政収入など経済状態に依存し、その影響を大きく受けると考えられる。
※掲載レポートは中国語原本レポートにおけるサマリー部分の和訳です。
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