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2013年5月 「現段階における中国の人口移動の特徴」

2013年07月08日

宋錦

人口が農業分野から非農業分野、農村部から都市部へ移動するのは、工業化や都市化に伴って発生する自然な現象であり、経済発展の過程と経済構造の転換における法則に従った結果である。人口移動の過程では、労働力は生産性が低い分野から高い分野へと移行することで労働資源の配分効率を高め、農村の発展および貧困の減少を促し、経済全体の成長を推し進めてきた。改革開放以来、わが国の流動人口は1982年の657万人から2010年の2.6億人へと増加し、年平均で770万人増加した。これは人類史上空前の規模およびスピードである。1978年から2012年まで、わが国の都市人口は1.7億人から6.9億人へ増加し、都市人口の割合は17.9%から51.3%にまで上昇するなど、都市化のレベルは急速に上昇した。これは都市人口が機械的に増加したこともあるが、さらに多くの農村人口が絶え間なく都市へ移転した結果でもある。国連の予測によると、2009年から2015年までに中国は平均して毎年1,500万人以上の農村人口が新たに都市へ流入し、この勢いがしばらく持続することで、2050年の中国の都市化率は70%以上に達するとしている。このような背景の下、流動人口の数と特徴によってわが国全体の労働供給の状況は大きく決定される。本レポートではわが国で2010年に実施された第6回全国人口調査のデータに基づいて現在の人口移動の特徴を分析し、2000年の流動人口の特徴と比較する。そして現段階の労働供給の新たな特徴と構造を総括した後に、将来の労働供給・労働需要に関して重視すべき政策分野を提言する。


※掲載レポートは中国語原本レポートにおけるサマリー部分の和訳です。

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