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2012年7月  「移転支出は産業集積レベルを向上できるか」

2012年08月30日

踪家峰

胡艶

政治集権と経済分権は中国における統治の基本的な特徴である。このような背景の元で、移転支出が産業集積レベルに対してどのような影響を及ぼすのかが当研究の主題である。Riouモデル(2006年)を基礎に中国政府の移転支出と地域競争の中でおこなわれた駆け引きの過程を念頭に置き、1995年から2008年までの中国の省レベルのパネルデータを利用して実証分析を行った。理論上では、移転支出は産業集積レベルの向上に有利であるが、地域競争は移転支出の効果を下げるため、移転支出は多いほど良いということはなく、最適規模が存在するのである。実証分析の結果によれば、理論が正しいことが証明され、同時に、中部地区の移転支出の効率は比較的高いものの、規模は最適水準には達していないこと、西部地区は比較的大きな地域競争の圧力に直面しており、移転支出の効率が極めて低く、移転支出が最適の規模を超えている可能性があることが判明した。こうしたことから、その地域に適した規模で移転支出が充分に産業集積の促進に作用するよう、政府は地域経済の発展政策を制定すべきである。


※掲載レポートは中国語原本レポートにおけるサマリー部分の和訳です。

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