中国経済見通し:新型肺炎で景気は急減速

終息に向けた光明も

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2020年02月21日

サマリー

◆新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)の感染者数は、17年前の重症急性呼吸器症候群(SARS)と比べて桁違いに多く、経済に与える打撃も大きくなっている。ヒトとの接触回避が厳格に求められ、観光(ホテル)、娯楽、外食、一部小売、交通などが壊滅的な悪影響を受けている。2020年1月~3月の実質GDP成長率は前年同期比3%台(以下、変化率は前年比、前年同期比)と、2019年10月~12月の6.0%から急減速しよう。その一方で、湖北省以外では新規感染者数が大きく減少するなど、新型肺炎終息に向けた光明が見えているのも事実である。4月以降、経済活動が通常に戻れば、年間の成長率は5.4%程度となろう。

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