サマリー
◆足元の中国の景気は安定した推移となっているが、今後3ヵ月~6ヵ月については、2つのリスクへの注意が必要であろう。具体的には、大気汚染対策のための生産抑制や経済活動停滞、そして、物価上昇による金融引き締め懸念である。前者は抜本的な対策が打たれない限り、冬場の固定リスクとなりかねず、特に注意が必要であろう。
◆株式市場では、より厳しい不動産(住宅)価格抑制策が発表されることをリスク視している。しかし、需要抑制ではなく、供給増加による価格抑制に重点が置かれれば、むしろ不動産開発投資の下支え要因となり得よう。
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