中国共産党新指導部の顔ぶれ

王岐山氏が経済分野から外れる。馬凱氏が経済政策で重要な役割か?

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2012年11月15日

サマリー

◆2012年11月15日に開催された第18期党中央第1回全体会議で、習近平氏を総書記とする中国共産党新指導部が誕生した。最高指導部を形成する中央政治局常務委員人事では、経済通の王岐山氏が、序列6位の中央紀律委員会書記に就任し、経済分野の担当から外れた。2013年3月の全人代では、国家機構の人事が決まる。経済分野で注目されるのは、馬凱 国務委員兼国務院秘書長の処遇である。馬凱氏は、国家物価局、国家経済体制委員会などで勤務経歴を積み、2003年~2008年には、中国のスーパー省庁といわれる国家発展改革委員会主任を務めたマクロ経済の専門家である。恐らく、馬凱氏は来年3月に副首相に昇格し、首相に就任すると目される李克強氏をサポートする立場となろう。

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