サマリー
◆大和総研は、中国の景気は2012年1月~3月に底を打つとみていたが、その時期は、後ずれする可能性が高くなった。年後半以降、景気は緩やかに回復していこう。今後、景気が緩やかながらも着実な回復軌道に乗るまで「預金準備率引き下げ+優先分野への貸出増加を目的とした窓口指導」が続けられよう。大和総研は、年内にあと2回の預金準備率引き下げを想定している。「景気刺激+実質預金金利のプラス維持+銀行の利益独占批判への配慮」の解として、預金金利は据え置き、貸出基準金利のみを引き下げる可能性があろう。
◆固定資産投資は、不動産開発投資が急減速の様相を呈する一方で、インフラ投資には持ち直しの動きがみられる。インフラ投資では、電気・ガス・水道向けが急回復しているのが目立つ。景気浮揚には都市部の消費テコ入れが重要であるが、2012年は消費刺激策に空白期間が生じていた。こうしたなか、5月16日の国務院常務会議では、省エネ家電などの消費刺激策の実施を発表した。省エネ性能に優れたエアコン、薄型テレビ、冷蔵庫、洗濯機、湯沸し器に対して財政から265億元の補助金を支給することを決めており、今後の動向が注目される。
◆固定資産投資は、不動産開発投資が急減速の様相を呈する一方で、インフラ投資には持ち直しの動きがみられる。インフラ投資では、電気・ガス・水道向けが急回復しているのが目立つ。景気浮揚には都市部の消費テコ入れが重要であるが、2012年は消費刺激策に空白期間が生じていた。こうしたなか、5月16日の国務院常務会議では、省エネ家電などの消費刺激策の実施を発表した。省エネ性能に優れたエアコン、薄型テレビ、冷蔵庫、洗濯機、湯沸し器に対して財政から265億元の補助金を支給することを決めており、今後の動向が注目される。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
中国が軍民両用品の対日輸出規制を強化
レアアースの対日禁輸措置の可能性
2026年01月07日
-
中国経済:2025年の回顧と2026年の見通し
不動産不況の継続と消費財購入補助金政策の反動で景気減速へ
2025年12月23日
-
中国:来年も消費拡大を最優先だが前途多難
さらに強化した積極的な財政政策・適度に緩和的な金融政策を継続
2025年12月12日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
中国によるレアアース・レアメタルの輸出規制は日本の実質GDPを1.3~3.2%下押し
供給制約により、自動車産業を中心に生産活動の低迷が懸念される
2025年12月05日
-
2026年の日本経済見通し
1%弱のプラス成長を見込むも外需下振れや円急落、金利高等に注意
2025年12月23日
-
生成AIが描く日本の職業の明暗とその対応策
~AIと職業情報を活用した独自のビッグデータ分析~『大和総研調査季報』2024年春季号(Vol.54)掲載
2024年04月25日
-
中国経済:2025年の回顧と2026年の見通し
不動産不況の継続と消費財購入補助金政策の反動で景気減速へ
2025年12月23日
-
高市政権の財政政策は更なる円安を招くのか
財政支出の拡大ショックは翌年の円安に繋がる
2025年12月18日
中国によるレアアース・レアメタルの輸出規制は日本の実質GDPを1.3~3.2%下押し
供給制約により、自動車産業を中心に生産活動の低迷が懸念される
2025年12月05日
2026年の日本経済見通し
1%弱のプラス成長を見込むも外需下振れや円急落、金利高等に注意
2025年12月23日
生成AIが描く日本の職業の明暗とその対応策
~AIと職業情報を活用した独自のビッグデータ分析~『大和総研調査季報』2024年春季号(Vol.54)掲載
2024年04月25日
中国経済:2025年の回顧と2026年の見通し
不動産不況の継続と消費財購入補助金政策の反動で景気減速へ
2025年12月23日
高市政権の財政政策は更なる円安を招くのか
財政支出の拡大ショックは翌年の円安に繋がる
2025年12月18日

