サマリー
◆中国の11月の消費者物価上昇率は前年同月比4.2%と10月の5.5%から大きく鈍化した。大和総研では、金利政策を大きく左右するものとして、来年3月の全国人民代表大会(全人代)でのCPI抑制目標が何%に設定されるかに注目しているが、CPIの鈍化ペースは予想以上のものがあり、仮に来年の抑制目標が今年と同じ4%前後でも来年の早い段階でそれを下回る可能性が出てきたと考えている。物価の鎮静化は金融政策の柔軟性を高める効果を持とう。
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