2025年09月09日
サマリー
◆配当政策の一環として、「特別配当」や「記念配当」と称される特殊な配当が行われることがある。普通配当には一般に「下方硬直性」(株価などへの悪影響を懸念し、一度引き上げた配当額を引き下げづらい、という性質)があるとされるが、特別配当や記念配当といった理由で配当を行うことで、その増配が一時的なものであり、次期以降は行われない可能性が高い点を強調する意図があるのだろう。
◆特別配当・記念配当の実施率は年度によって増減するものの、直近では特別配当を行っている上場会社は2%程度、記念配当を行っている会社は5-9%程度となっている。特別配当はほとんどが好業績を背景に行われ、記念配当は「創立・創業○周年」を記念して行われる例、「上場(もしくは上場○周年)」を記念して行われる例の順に多い。
◆特別配当や記念配当についても、普通配当の増配と同じく配当実施の適時開示の直後に株価を大きく上昇させる効果がある一方、その株価の押し上げ効果は普通配当の増配に比べて短期的なものにとどまる。
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