2022年11月01日
サマリー
◆個人投資家の中には株式の配当金を重視して投資する人も少なからずいるだろう。配当は、通常の実務慣行では「その他利益剰余金」を原資として行われるが、業績悪化等により「その他利益剰余金」が不足しているため、「その他資本剰余金」を原資として(以下、資本剰余金配当)行われることもある。
◆通常の実務慣行として行われる「その他利益剰余金」を原資とした配当を受け取る際には、配当金の全額に対し源泉徴収が行われるため確定申告は原則不要である。一方で、資本剰余金配当を受け取る場合、確定申告が必要となる場合があることなどに注意が必要である。
◆資本剰余金配当を行う企業は中間配当を行わない傾向にある一方、無配となるケースはさほど多くないということも留意すべき点である。
◆資本剰余金配当を行う理由が業績悪化にある場合、業績悪化が一時的であるかしっかり見極めることが必要である。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
資本剰余金配当を行う企業の特徴と今後の課題は何か?
コロナ禍の2021年度に資本剰余金配当を行う企業が最多を更新
2022年09月06日
-
配当等の上限額はどのように計算されるか
会社法上の分配可能額の計算方法
2022年06月07日
同じカテゴリの最新レポート
-
「資産形成と成長の好循環」のための金融・資本市場の方向性
社債市場の活性化と家計の資産構成見直しが重要
2026年05月29日
-
反対3名で日銀は金利据え置きを決定
政策委員の投票行動による政策変更のシグナル
2026年05月07日
-
インフレ懸念vs.景気下押し懸念
金融政策の舵取りは複雑化も、予防的利上げが必要
2026年04月21日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
超富裕層の株式譲渡所得への税率はミニマムタックス込みで最高35.63%に
2026年度税制改正大綱解説(3)富裕層課税(ミニマムタックス)
2026年02月09日
-
コーポレートガバナンス・コードの改訂案が公表
本質的な取組みと丁寧なエクスプレインが期待される
2026年04月27日
-
第229回日本経済予測
混迷する中東情勢、その先で問われる日本経済の構造転換①「持続的成長」の条件、②資産形成と成長の好循環、を検証
2026年05月25日
-
変革迫られる学校法人の資産運用
AOP対応は、少子化・インフレの荒波を乗り越えるための第一歩
2026年05月07日
-
日本経済見通し(2026年4月)
中東情勢緊迫による景気下振れリスク上昇で4月利上げは見送りか
2026年04月21日
超富裕層の株式譲渡所得への税率はミニマムタックス込みで最高35.63%に
2026年度税制改正大綱解説(3)富裕層課税(ミニマムタックス)
2026年02月09日
コーポレートガバナンス・コードの改訂案が公表
本質的な取組みと丁寧なエクスプレインが期待される
2026年04月27日
第229回日本経済予測
混迷する中東情勢、その先で問われる日本経済の構造転換①「持続的成長」の条件、②資産形成と成長の好循環、を検証
2026年05月25日
変革迫られる学校法人の資産運用
AOP対応は、少子化・インフレの荒波を乗り越えるための第一歩
2026年05月07日
日本経済見通し(2026年4月)
中東情勢緊迫による景気下振れリスク上昇で4月利上げは見送りか
2026年04月21日

