地域金融機関によるクラウドファンディングの活用が進む

期待が高まる「ローカルイノベーション」の実現に向けた取組み

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2018年07月04日

飯嶋カンナ
経済調査部主任研究員矢作大祐

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サマリー

◆近年、地域経済における新産業や新需要を生み出す原動力となる「ローカルベンチャー」を振興するため、クラウドファンディングの活用が進められている。中でも、地域金融機関等がクラウドファンディング事業者と協業する事例が見られる。

◆地域金融機関とクラウドファンディング事業者の協業は、現状において購入型のケースが目立つ。他方で、地域金融機関に対しては、息が長いリスクマネーを提供する投資型クラウドファンディングのさらなる推進も期待される。

◆地域金融機関は、「ローカルベンチャー」の振興をより踏み込んで進めるために、クラウドファンディング事業者との協業だけではなく、既存の信用リスク評価等のノウハウも活用しつつ、主体的にクラウドファンディング事業を行うことも検討する必要があるだろう。

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