2025年05月16日
サマリー
◆2025年4月28日にISSB(国際サステナビリティ基準審議会)が「気候関連開示(IFRS S2)」の改正案を公表した(意見募集は2025年6月27日まで)。
◆改正により、デリバティブ等に関連する温室効果ガス(GHG)排出量をスコープ3に含めないことや、ファイナンスド・エミッションの開示における産業別分類で世界産業分類基準(GICS)以外の方法を用いることが認められることとなる。
◆IFRS S2が改正された場合、わが国のSSBJ(サステナビリティ基準委員会)が公表しているサステナビリティ開示基準もこれに合わせて改正される可能性がある。ISSB、SSBJの両者の動向に注目すべきだろう。
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