ISSBがIFRS S2の改正案を公表

温室効果ガス排出量の測定・開示に関する要件を一部緩和

RSS

サマリー

◆2025年4月28日にISSB(国際サステナビリティ基準審議会)が「気候関連開示(IFRS S2)」の改正案を公表した(意見募集は2025年6月27日まで)。

◆改正により、デリバティブ等に関連する温室効果ガス(GHG)排出量をスコープ3に含めないことや、ファイナンスド・エミッションの開示における産業別分類で世界産業分類基準(GICS)以外の方法を用いることが認められることとなる。

◆IFRS S2が改正された場合、わが国のSSBJ(サステナビリティ基準委員会)が公表しているサステナビリティ開示基準もこれに合わせて改正される可能性がある。ISSB、SSBJの両者の動向に注目すべきだろう。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。

執筆者のおすすめレポート

同じカテゴリの最新レポート