2020年10月21日
サマリー
◆昨今、パリ協定の目標に整合的な温室効果ガス(GHG)排出削減目標を掲げる企業が増加しているが、より野心的なネットゼロ目標の達成を試みる企業が出てきた。
◆ネットゼロ目標を達成するためには、バリューチェーン内のGHG排出削減、補償・中和対策による減算といった各方面からのアプローチが考えられるが、これらすべてが同列に扱われるわけではなく、SBTi(Science Based Targets initiative)ではバリューチェーン内の排出削減が優先して取り組まれるべきとされている。
◆低炭素への移行を資金使途とするトランジションボンドを活用する際には、カーボンクレジットの購入などの各対策による減算をGHG削減量として計上しない動きもあるため、ネットゼロ目標達成の取り組みのために資金調達を行う際には留意する必要があろう。
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