モーダルシフトがもたらす一石多鳥

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2014年12月16日

サマリー

◆物流の低炭素化に向けた荷主と物流事業者のパートナーシップの取り組みを支援する「グリーン物流パートナーシップ会議」において、平成26年度の優良事業者の表彰が行われた。経済産業大臣表彰と国土交通大臣表彰を受けた取り組みは、いずれも商業施設の荷捌きを効率化するためにトラックの台数減少や人力による台車配送を組み入れたモーダルシフトなどを実施したことで、低炭素化を実現させた。


◆近年、物流分野では、トラックドライバーの不足や高齢化も問題になっており、今後も宅配便の取り扱い個数や電子商取引(EC)の利用が増加すると考えられることからドライバー不足が加速する恐れもある。モーダルシフトによるトラック配送の効率化は、このようなドライバー不足対策の一つにもなると期待されている。ただし、モーダルシフトによるこうした効果を得るためには、荷主と物流事業者、さらに顧客(小売事業者)のパートナーシップが求められる。

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