2014年09月22日
サマリー
◆2013年の訪日外国人旅行者数は、前年から約200万人増加して1,000万人を突破した。訪日旅行の拡大により、旅行収支にも大幅な改善がみられており、観光立国の実現により日本の「稼ぐ力」が高まることが期待される。
◆前年からの増加率は、タイ、香港、台湾、マレーシア、シンガポールなどのアジアの国・地域で高くなっている。これらの国・地域では、観光・レジャーを目的とする訪日旅行が拡大しているものとみられ、10回を超えるリピーターが2割以上を占める国・地域もある。
◆世界の国際旅行者数は増加傾向が続くことが予想されているが、訪日旅行者数2020年・2000万人や2030年・3000万人の目標を達成するためには、世界の増加傾向を上回る拡大が必要になる。観光立国の実現に向けては、戦略的な取り組みや多方面の連携・協働などがさらに重要になろう。
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