東北地方における"持続可能" なまちづくりのあり方を考える
~「コンパクト・エコタウン」を通じた地域復興の視点~『大和総研調査季報』 2011年秋季号(vol.4)掲載
2012年02月01日
サマリー
東日本大震災により被災した地域の復興が進められ、「まちづくり」が注目されている。政府や自治体の示した復興計画には、持続可能な都市を目指す「コンパクト・エコタウン」の概念の導入が見受けられる。この背景には、高齢化や財政、資源制約など都市の抱える問題に対して関心が高まっていることが挙げられる。また、東北地方では大震災前の1990年代から「コンパクトタウン」への関心が高く、一部の地域では導入が進んでいる。加えて、「コンパクトタウン」を東北地方で導入するうえで、同地方では地熱や小水力などの再生可能エネルギーのポテンシャルが高いという点に着目し、本稿ではこれらのエネルギーを活用したまちの姿である「コンパクト・エコタウン」のあり方について考える。
大和総研リサーチ本部が長年にわたる知識と経験の蓄積を結集し、的確な現状分析に基づき、将来展望を踏まえた政策提言を積極的に発信していくとのコンセプトのもと、2011年1月に創刊いたしました。
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