2024年11月22日
サマリー
◆2026年以降の株主総会シーズンに向けたISSの議決権行使助言方針改定に関する意見募集が行われている。
◆社外役員(社外監査役および監査に関与する社外取締役)の選任議案では、在任期間が12年以上の候補者は独立性が失われると考え、反対投票が推奨されるようになる。
◆既に多くの機関投資家は社外役員の長期在任基準を設けている。これまで長期在任基準を設けていなかった機関投資家も、ISSの助言方針改定を受けて、同様の基準を設けるようになるだろう。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
2024年株主総会:静かに増える反対票
社外取締役の増員が続く中で、長期在任や多重兼務が反対理由に
2024年06月18日
-
議決権行使助言業者の2024年方針(更新)
ISSとグラスルイスが2024年株主総会向け新方針を公表
2024年02月02日
同じカテゴリの最新レポート
-
投信運用広がるDC、時価上昇で資産額増加
元本確保型商品100%運用の加入者は2割強、分散投資の促進が課題
2025年11月14日
-
ISSが2026年以降の助言基準を公表
多様性基準の引き上げ、支配株主がいる会社に過半数の社外取締役を求める助言基準案について意見募集中
2025年11月06日
-
グラス・ルイスの議決権行使助言が大変化
標準的な助言基準を廃し、顧客ごとのカスタマイズを徹底
2025年10月31日


