2024年12月02日
サマリー
2024年の気候を改めて振り返ると、年のはじめは観測史上2番目に暖かい冬となり、夏もまた、昨年と並んで最も暑い夏となった。だが、それに言及するまでもなく、最近の気候が昔より明らかに暑いことは、多くの読者も肌で感じていることだろう。ところで、自分自身の住む地方/街が昔に比べてどの程度暑いかは、漠然とはわかっていても、具体的/数値的に把握することはなかなか難しい。この稿では、気象庁の観測事実に基づいて、北海道から関東までの4都市で、過去約40年にどれだけ気温が上昇したかをまず明らかにする。そのうえで、直感的に理解しやすい基準を試みに設定し、各都市間の気温差について、年代を超えて比較・追跡してみたい。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
新たな「帆船の時代」の予感
風力を活用した外洋航海技術の進展
2025年08月13日
-
サステナビリティ開示動向アップデート(2)
有価証券報告書におけるサステナビリティ開示の現状
2025年03月24日
-
サステナビリティ開示動向アップデート
高まるサステナビリティ情報の開示充実化の要請と企業の実務対応
2024年12月23日
関連のサービス
最新のレポート・コラム
-
中国:来年も消費拡大を最優先だが前途多難
さらに強化した積極的な財政政策・適度に緩和的な金融政策を継続
2025年12月12日
-
「責任ある積極財政」下で進む長期金利上昇・円安の背景と財政・金融政策への示唆
「低水準の政策金利見通し」「供給制約下での財政拡張」が円安促進
2025年12月11日
-
FOMC 3会合連続で0.25%の利下げを決定
2026年は合計0.25%ptの利下げ予想も、不確定要素は多い
2025年12月11日
-
大和のクリプトナビ No.5 2025年10月以降のビットコイン急落の背景
ピークから最大35%下落。相場を支えた主体の買い鈍化等が背景か
2025年12月10日
-
12月金融政策決定会合の注目点
2025年12月12日


