サマリー
◆独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、IoT製品のセキュリティ適合要件を評価する制度『JC-STAR』を2025年3月から開始すると公表した。本制度はインターネットとの通信が行える幅広いIoT製品を対象として、共通的な物差しで製品に具備されているセキュリティ機能を評価・可視化することを目的としている。
◆本制度の適合基準には4段階のレベル(★1~4)が設けられており、レベルが高くなるほど求められるセキュリティ要件の項目が多くなる。また、通信機器やスマート家電といった製品類型ごとの特徴や利用形態、脅威なども考慮され、同じレベルであっても製品類型によって異なる適合基準が設定されている。
◆JC-STARで付与される適合ラベルにより、ユーザーは購入するIoT製品が国で定めたセキュリティの適合基準を満たしているかどうかを容易に確認することができる。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
関連のレポート・コラム
最新のレポート・コラム
-
インド2025年度予算案:消費回復が民間投資を促す好循環を生むか
企業投資の誘発効果の大きい耐久財セクターへの波及がポイント
2025年02月06日
-
消費データブック(2025/2/4号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2025年02月04日
-
「稼ぐ力」の強化に向けたコーポレートガバナンス研究会 会社法の改正に関する報告書
従業員等への株式の無償交付、株式対価M&A、実質株主の把握など
2025年02月04日
-
グラス・ルイスの議決権行使助言方針改定
2025年以降の株主総会に適用する助言方針改定はほぼ既報の通り
2025年02月04日
-
中小企業の更なるM&A促進には環境整備が急務
2025年02月07日