サマリー
◆米企業にとって、慢性疾患による医療費の増加を抑制することは重要な経営課題である。従来、米企業は慢性疾患対策として、①健康リスク評価、②健康診断(biometric screening)、③ウェルネスプログラム、④疾病管理プログラム、などを行ってきた。
◆近年は、ウェアラブル端末から取得するリアルタイムデータを活用して、個別最適化(ハイパーカスタマイズ)された慢性疾患の予防・疾病管理を実施する企業も見られる。例えば、医薬品・医療機器大手の米ジョンソン・エンド・ジョンソンは、健康状態や行動パターンなどのリアルタイムデータを使って、フィットネス等の最適なプログラムを案内して従業員の体重管理をサポートしている。
◆慢性疾患対策のほかにも、従業員の多様化が進む米国では、リアルタイムデータを活用して、ハイパーカスタマイズされたプログラムを提案することが福利厚生の新たなトレンドになっている。ハイパーカスタマイズされた福利厚生は、コストを抑えつつ従業員の高い満足度につながると期待される。
◆健康経営に取り組む日本企業にも、リアルタイムデータを活用する米企業の動きは参考になるのではないか。
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