サマリー
※本レポートは、執筆時点の情報をもとにしたレポートです。
その後、2012年3月に、新しい児童手当の枠組みが決まり、法改正が行われました。
2012年5月時点の最新情報をもとにしたレポートは「新旧児童手当、子ども手当と税制改正のQ&A」をご覧下さい。
◆子ども手当と高校無償化に関しては、高速道路原則無償化や農家戸別所得補償と併せて以前から野党が強く批判している。東日本大震災の発生後は、これらの政策を廃止して復興財源に充てる要求が強まっており、政府・与党内でも見直すべき旨の意見も見られる。
◆本稿では、子ども手当と高校無償化の2011年度以降の枠組みについて、5つのシナリオを想定して、財政および家計に与える影響を試算した。
◆復興財源のために子ども手当を廃止し児童手当に戻す場合、子ども手当の財源として廃止された年少扶養控除などを元に戻さなければ、最終的には子育て世帯全般について2009年度(子ども手当等の実施前)よりも大幅な負担増となる。
◆東北地方の復興財源は必要だが、負担を子育て世帯に偏重させることは望ましいものではない。子ども手当・高校無償化等を見直すとしても、見直しによって捻出する財源は最大でも民主党政権誕生後に財政規模を拡大させた金額程度までとし、それ以上の財源は一般的な増税で賄うべきであろう。
その後、2012年3月に、新しい児童手当の枠組みが決まり、法改正が行われました。
2012年5月時点の最新情報をもとにしたレポートは「新旧児童手当、子ども手当と税制改正のQ&A」をご覧下さい。
◆子ども手当と高校無償化に関しては、高速道路原則無償化や農家戸別所得補償と併せて以前から野党が強く批判している。東日本大震災の発生後は、これらの政策を廃止して復興財源に充てる要求が強まっており、政府・与党内でも見直すべき旨の意見も見られる。
◆本稿では、子ども手当と高校無償化の2011年度以降の枠組みについて、5つのシナリオを想定して、財政および家計に与える影響を試算した。
◆復興財源のために子ども手当を廃止し児童手当に戻す場合、子ども手当の財源として廃止された年少扶養控除などを元に戻さなければ、最終的には子育て世帯全般について2009年度(子ども手当等の実施前)よりも大幅な負担増となる。
◆東北地方の復興財源は必要だが、負担を子育て世帯に偏重させることは望ましいものではない。子ども手当・高校無償化等を見直すとしても、見直しによって捻出する財源は最大でも民主党政権誕生後に財政規模を拡大させた金額程度までとし、それ以上の財源は一般的な増税で賄うべきであろう。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
ベストオーナー税制の論点
事業譲渡への税制措置による企業の選択肢拡大に期待
2026年10月30日
-
マル優・NISA等の非課税制度が家計金融資産に及ぼした影響の長期分析
~家計の国債保有優遇策の検討に向けた政策的示唆~『大和総研調査季報』2026年秋季号(Vol.64)掲載
2026年10月26日
-
飲食料品消費税率引下げによる事業者への影響
税制や予算の特例により事業者への影響を抑える方針
2026年10月14日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
日本の長期金利、2035年に5%台の可能性
2035年に3.5~4.2%程度で、海外保有拡大で1%pt超の上乗せも
2026年10月16日
-
増える高齢富裕層とその地域分布
高齢富裕層はどこにいるのか、その資産は今後どこへ向かうのか
2026年10月01日
-
金利上昇と「資本コストや株価を意識した経営」
金利上昇による資本コスト上昇は限定的だが引き続き要注視
2026年10月13日
-
預貸率における地域間格差
東京都への一極集中と地域金融機関に期待される対応
2026年10月02日
-
飲食料品の消費減税による消費行動への影響
買い控え・反動増は限定的。外食支援策は実態を見極めた対応を
2026年10月19日
日本の長期金利、2035年に5%台の可能性
2035年に3.5~4.2%程度で、海外保有拡大で1%pt超の上乗せも
2026年10月16日
増える高齢富裕層とその地域分布
高齢富裕層はどこにいるのか、その資産は今後どこへ向かうのか
2026年10月01日
金利上昇と「資本コストや株価を意識した経営」
金利上昇による資本コスト上昇は限定的だが引き続き要注視
2026年10月13日
預貸率における地域間格差
東京都への一極集中と地域金融機関に期待される対応
2026年10月02日
飲食料品の消費減税による消費行動への影響
買い控え・反動増は限定的。外食支援策は実態を見極めた対応を
2026年10月19日

