バーゼルⅢ最終化、適用を1年延期

新型コロナウイルスの影響受け。必要あれば追加措置も

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サマリー

◆3月27日、バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委)の上位機関である中央銀行総裁・銀行監督当局長官グループは、新型コロナウイルスの影響を受け、バーゼルⅢ最終化の適用時期を1年延期し、2023年1月1日からとするというプレスリリースを発表した。

◆さらに、同グループ議長のビルロワ・ド・ガロー・フランス銀行総裁は、「必要であれば追加の措置を行う用意がある」と述べている。

◆バーゼル委は3月20日に発表したプレスリリースにおいて、現行規制の内容を再確認し、ストレス期には資本や流動性のバッファーは取り崩し可能であり、貸出や金融市場への流動性供給に回すべきであると指摘している。

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