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CLO、ノンバンク保有にスピルオーバー懸念

ノンバンク保有の劣後トランシェへの損失、銀行に飛び火する恐れ

金融調査部 主任研究員 鈴木 利光

サマリー

◆2019年12月19日、金融安定理事会(FSB)は、「レバレッジドローン及びCLOに関する脆弱性」(FSBレポート)を公表している。

◆CLO(Collateralised Loan Obligations)は、レバレッジドローン(非投資適格企業向けの融資、すなわち「BB」格以下の企業向けの融資)を原資産とし、そのキャッシュフローを裏付資産とする証券化商品であり、特に2019年以降、モニタリングの必要性が指摘されるようになっている。

◆CLOは、その保有者が不明の割合が14%と、四番目に多い。また、保険会社やヘッジファンド等のノンバンクもCLOの主要な保有者であり、その保有にはメザニンやエクイティが含まれることが推察されている。

◆このような状況下にあっては、銀行とノンバンクとの間の間接的なリンケージの度合いにもよるが、ノンバンクが保有するCLOに損失が生じた場合、銀行にもそれが飛び火(スピルオーバー)する可能性がある。

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