サブプライム問題後の新秩序はどこに向かうか

<米国の格付機関法施行から読み解く>

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  • 吉川 満

サマリー

◆米国発の『サブプライム金融危機問題』は、『証券化金融商品問題』と呼称を変えた。価格下落する金融商品の範囲が拡大したためである。金融市場の混乱は実体経済にまで及び、いまだ経済がはっきり回復に向かうまでにはいたってないが、ソブリン・ウェルス・ファンド、ヘッジ・ファンドをも取り込んだ大きな枠として回復を図っていく報告は、次第に明らかになりつつある。これからいよいよ、21世紀金融市場の夜明けが始まる。

◆この原稿は、中央経済社の「旬刊 経理情報」6月20日号に掲載したものである。

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