事前警告型ポイズンピルの防衛効果の試算

防衛効果にも限度があり、普段からの企業価値を重視した経営が重要

RSS

サマリー

◆仮に事前警告型ポイズンピルが発動されたときに、敵対的買収者に与えるダメージの大きさを調べたところ、敵対的買収者に与えるダメージにも限度があるという結果が得られた。

◆しかし、限定的とはいえ、一定のダメージを与えられることは、利ざやを抜くことを目的とするグリーンメーラーの買付けを防止するという効果は認められる。

◆買収防衛策は常に買収を阻止するものではなく、敵対的買収を阻止するためには、普段から企業価値を重視した経営を行うことが必要であろう。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。