サマリー
◆10月24日、FASB(米国財務会計基準審議会)が会合を開催し、のれんの会計処理等について議論し、関係者から意見募集することを暫定的に決定した。
◆米国の現行の会計基準では、非上場企業に対してはのれんの償却が認められている一方、上場企業に対してはのれんの償却は認められず、少なくとも年に1回、減損テストを行うこととされている。
◆現時点では、FASBとしてのれんの会計処理を見直すことを決定したわけではない。ただし、同日の会合に提出された検討用資料では、上場企業におけるのれんの会計処理について、のれんを償却する選択肢が示されており、今後の議論が注目される。
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