2018年以降の制度改正予定(IFRS編)

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2018年01月12日

  • 吉井 一洋

サマリー

◆2018年以降にも様々な制度改正が予定されている。本稿では、そのうちIFRS(国際財務報告基準又は国際会計基準)に関連する主な動きをまとめ、特に重要と思われるものについて、簡単な解説を加えた。


◆2018年1月1日からは金融商品(IFRS第9号)、収益認識(IFRS第15号)、2019年1月1日からはリース(IFRS第16号)、2021年1月1日からは保険契約(IFRS第17号)に関する新しいIFRSが発効する。


◆現在検討中のものとしては、セグメント情報、重要性の判断基準、財務諸表の様式や開示原則など、主として財務諸表の表示や注記での開示の関連で、大きな見直しが検討されている。


◆のれんの減損の見直し、資本と負債の両方の性格を持つ金融商品、共通支配下の企業結合、ダイナミックリスク管理などの検討も注目されるところである。

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