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トヨタの新型株式が会計上資本でない理由

負債と株主資本の中間区分に表示、連結ROE低下せず(米国基準)

金融調査部 主任研究員 鈴木 利光

サマリー

◆2015年7月2日、トヨタ自動車株式会社(トヨタ)は、「第1回AA型種類株式の発行価格等の決定および第1回AA型種類株式発行に応じた自己株式取得に関するお知らせ」を公表している。


◆第1回AA型種類株式は、日本の会計基準上は株主資本であることから、その発行により資本金および資本準備金の額が増加する。


◆しかし、米国会計基準では、第1回AA型種類株式は、株主が金銭対価の取得請求権を有するため、株主資本として取り扱われず、負債と株主資本の中間区分に独立して表示されるため、連結財務諸表においては資本金および資本準備金の額は増加しない。


◆これにより、新型株式の発行は、連結の自己資本利益率(ROE)の低下を招かないということになる。

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