工事契約の検討状況

工事契約における収益認識基準について

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2007年08月24日

  • ニューヨークリサーチセンター 主任研究員(NY駐在) 鈴木 利光

サマリー

◆企業会計基準委員会は現在、「工事契約専門委員会」において、工事契約の会計処理に関する現行の日本基準の見直しについて検討している。

◆「工事契約」とは、仕事の完成に対して対価が支払われる請負契約のうち、基本的な仕組みや作業内容を顧客の指図に基づいて行うものをいう。

◆検討の基本的な方向性は、収益認識基準として、まず工事進行基準を適用する要件が満たされるか否かを検討し、それが満たされる場合には工事進行基準を、満たされない場合には工事完成基準を適用するというものである。

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