サマリー
◆2018年9月25日~9月26日に開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)では、政策金利であるFF(フェデラルファンド)レートの誘導目標レンジを、従来の1.75-2.00%から0.25%pt引き上げ、2.00-2.25%にすることが決定された。金融市場では今回会合での利上げが事前に確実視されていたため、決定内容にサプライズはない。
◆今回公表された声明文では、経済の現状判断、および経済見通しに関わる部分は、前回の声明文から据え置かれる形となった。一方、今後の金融政策運営に関する部分では、「金融政策の運営姿勢は引き続き緩和的で、それによって力強い労働市場の状況と、2%のインフレへの持続的な回帰を支える」の一文が削除された。ただし、パウエル議長は削除に関して、金融政策スタンスの変更を示すものではないとしている。
◆FOMC参加者の政策金利の見通し(ドットチャート)では、2018年末の中央値は2.375%と年内にもう1回の利上げを見込む結果となった。6月時点では、年内に3回の利上げを見込む参加者と4回を見込む参加者の数が拮抗していたが、今回、FOMC全体としては4回に傾く形となっており、内容的には上方修正に近い。
◆2019年以降に関して見ていくと、2019年末時点の中央値は3.125%、2020年末時点が3.375%と、いずれも6月見通しと同様の結果となった。一方、今回初めて公表された、2021年末時点の見通しの中央値は3.375%と、2020年末時点と同水準となり、2020年中に利上げが打ち止めとなることを示唆する結果となった。
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