1-3月期の米国GDPは大幅下方修正

サービス消費の再推計が主因

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2014年06月26日

  • 笠原 滝平
  • 土屋 貴裕

サマリー

◆2014年1-3月期GDPの3次推計値が公表され、前期比年率2.9%減と2次推計値(同1.0%減)から大幅に下方修正された。


◆下方修正の主因は、新たなデータを利用して推計を行ったサービス消費のうち、特に医療支出に関わる部分の修正であった。2次推計値まではオバマケアの効果を正確に捉えられなかったとみられる。


◆2014年の発射台である1-3月期の下方修正のため、大和総研の2014暦年の実質成長率予想を見直す予定である。ただし、足下では住宅など経済指標に改善が見られ、4-6月期はプラス成長に転じる公算が大きい。

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