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FOMC議事録を読む:QE3の効果とコスト

労働市場のみならず資産買い入れの効果とコストも論点

2013年02月22日

政策調査部 主席研究員 土屋 貴裕

サマリー

◆1月開催のFOMC議事録が公表され、資産買い入れペースの縮小が論じられ、タカ派的 内容とみなされたことから、株価は下落、ドルは上昇した。


◆労働市場の改善見通しが得られる前に資産買い入れペースを縮小させる点が注目され た。FOMCでの論点は労働市場のみならず、資産買い入れの「効果とコスト」も議論されただけであり、FOMCメンバーの言動ではすでに述べられてきた内容である。


◆FRBの国債保有額が増加しているが、民間銀行が保有する準備預金なども増加している。FRBが供給した資金は金融システム内部に留まっているとみられるが、銀行の過剰な融 資拡大が資産バブルにつながるリスクは、資産買い入れのコストとして扱われよう。


◆農地価格の上昇、低格付のハイイールド社債の発行増なども指摘される。金融全般に安定的な状況にあるか、3月7日にはストレステストの結果公表もあり、FRBスタッフの分析と合わせて、次回、3月に予定されるFOMCで議論の対象となるかもしれない。

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