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米国の雇用環境は緩やかに改善

2012年12月の雇用統計:失業率は7.8%で横ばい

2013年01月07日

笠原 滝平

サマリー

◆2012年12月の非農業雇用者数は前月差15.5万人増となり、市場予想とほぼ同じ増加幅であった。2012年は1年間で183.5万人の雇用者数が増加した。2011年とおおむね同じ増加幅であり、雇用の加速を示す1年ではなかったが、雇用環境は緩やかに改善していると言えるだろう。


◆失業率は前月から変わらず7.8%となった。ただし、より詳細にみた場合、11月は7.753%で、12月は7.849%となっており、約0.1%ポイントの上昇である。失業率変動の要因を確認すると、就業者数と失業者数が増加、非労働力人口は減少した。失業者数が増加した点はネガティブだが、職探しを始めた者が増えた点は前向きに評価できる。足下で労働参加率は下げ止まりの兆しが見え始めており、今後は労働参加率が上昇する中で失業率の低下が進めば、雇用の本格改善が始まったと言えるだろう。

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