サマリー
◆選挙結果は、概ね事前の予想に近く、オバマ大統領が再選され、ねじれ議会の継続となった。米国経済は底堅い動きだが、ハリケーン「サンディ」による被災が経済の基調を見えにくくしている。
◆企業部門では、マインド面は引き続き改善し、弱含んだ生産や設備投資といった実際の企業活動の回復を期待したいが、ハリケーンの影響で統計上はまだ確認しづらい。
◆消費を支える雇用環境は緩慢ながらも改善が続き、個人消費の底堅さの一助となっている。年末商戦に向けた一人当たり予算額は、かろうじて前年を上回る程度に留まるが、マインドは改善しており、不透明要因が払拭されれば、上振れの余地はあろう。
◆選挙を経て、財政問題は政治が解決すべき問題だが、選挙を経た新しい議員による議会は年明けからとなる。それまでに開催される落選議員も含めたレームダック議会では、多くの問題は短期的に先送りされ、いわゆる「財政の崖」の規模は小さくなると想定される。
◆「財政の崖」のみならず、連邦政府の債務上限問題や2013会計年度の予算といった問題もある。2013年3月にかけて米財政問題は注目され続け、不透明感は一度に払拭されない可能性がある。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
米国:AIで代替される雇用者はいかほどか
直近で4%、AI活用が広がれば11%の雇用者が特に代替されやすい
2026年08月05日
-
米GDP 前期比年率+1.5%と減速
2026年4-6月期米GDP:内需は堅調も輸入が下押し
2026年07月31日
-
FOMC 5会合連続で金利据え置き
フォワード・ガイダンス依存から脱却し、必要となるのは綿密な経済分析
2026年07月30日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
26年度最低賃金改定のポイント①
高市政権はより緩慢な引上げを容認/改定内容への説明責任が焦点
2026年07月09日
-
中国経済見通し:成長率目標に早くも黄信号
12.5%追加関税の影響は限定的だが、内需が急減速
2026年07月28日
-
令和9年度介護報酬改定に向けた注目点
改革工程に掲げられた重要論点の具体化が求められる
2026年06月29日
-
26年度最低賃金改定のポイント②
全国加重平均は1,160円台(4%前後の引き上げ)に着地か
2026年07月21日
-
骨太方針のポイント① ~危機管理投資・成長投資で高成長を実現できるか
米国を上回る生産性向上ペースが必要で成長戦略の進捗管理も課題
2026年07月13日
26年度最低賃金改定のポイント①
高市政権はより緩慢な引上げを容認/改定内容への説明責任が焦点
2026年07月09日
中国経済見通し:成長率目標に早くも黄信号
12.5%追加関税の影響は限定的だが、内需が急減速
2026年07月28日
令和9年度介護報酬改定に向けた注目点
改革工程に掲げられた重要論点の具体化が求められる
2026年06月29日
26年度最低賃金改定のポイント②
全国加重平均は1,160円台(4%前後の引き上げ)に着地か
2026年07月21日
骨太方針のポイント① ~危機管理投資・成長投資で高成長を実現できるか
米国を上回る生産性向上ペースが必要で成長戦略の進捗管理も課題
2026年07月13日

