サマリー
◆【日本経済への影響】「相互+VAT」関税政策が実施されれば、実質GDPへの影響は最大▲1.8%程度と試算される。また、移民政策など「トランプ2.0」全体で見た実質GDPへの影響は最大▲3.6%に拡大し、CPIは最大1.7%程度押し下げられるとみられる。
◆【金融政策への示唆】米国では、「トランプ2.0」は負の供給ショックとして作用する側面が大きい一方で、日本では負の需要ショックの側面がより大きい。「相互+VAT」関税政策が長期化すれば、ようやく機能し始めた「賃金と物価の好循環」が阻害される可能性がある。金融政策だけでなく、政府との政策連携も重要になろう。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
同じカテゴリの最新レポート
-
次世代型企業研修の最前線
対話型AIやメタバースを活用した人的資本形成の効率化・高度化
2025年11月10日
-
2025年9月消費統計
衣料品など半耐久財が弱く、総じて見れば前月から小幅に減少
2025年11月07日
-
人手不足下における外国人雇用の課題
労働力確保と外国人との共生の両立には日本語教育の強化が不可欠
2025年11月06日

