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6月消費統計

増加幅は小幅ながらも反動減の影響は徐々に緩和

2014年07月29日

経済調査部 エコノミスト 久後 翔太郎

サマリー

◆2014年6月の家計調査によると、実質消費支出は季節調整済み前月比+1.5%と増加した。振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)で見ても、同+0.4%の増加であった。実質消費支出は4月、5月の減少を踏まえると、増加幅は小さい印象である。


◆供給側から個人消費動向を捉えた商業販売統計を見ると、6月の名目小売販売額は、季節調整済み前月比+0.4%と2ヶ月連続で増加した。業種別に内訳を見ると、「機械器具小売業」(前月比+7.0%)、「各種商品小売業」(同+3.0%)などが増加する一方、「自動車小売業」(同▲3.2%)、「織物・衣服・身の回り品小売業」(同▲2.4%)などは減少した。


◆4-6月期の家計調査等をもとに、GDPベースの個人消費を推計すると、前期比▲4%程度の減少に転じる公算である。ただし、反動減の影響は4-6月期をピークに徐々に減衰していくとみられ、個人消費は明確な回復傾向へと復すると予想している。このため、4-6月期の減少幅が大きい分、7-9月期の個人消費は高い増加率を期待できるだろう。

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