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経済指標の要点(2/19~3/18発表統計分)

2014年03月18日

田中 豪

経済調査部 エコノミスト 久後 翔太郎

サマリー

◆1月の企業関連の指標は、改善が継続していることを確認する内容であった。鉱工業生産指数(季節調整値)は、前月比+3.8%と2ヶ月連続の上昇となった。輸出数量指数(内閣府による季節調整値)は前月比▲0.7%と、2ヶ月連続の低下となった。機械受注(船舶・電力を除く民需)(季節調整値)は、前月比+13.4%と2ヶ月ぶりに増加した。企業関連の指標の先行きは、海外経済の回復による外需の拡大と、企業収益の改善に伴う設備投資の増加を背景に、改善傾向が続くとみている。


◆1月の家計関連の指標は、家計部門の改善が継続していることを確認させる内容であった。完全失業率(季節調整値)は3.7%となり、前月と変わらなかった。有効求人倍率(季節調整値)は1.04倍と前月から0.01pt上昇した。実質消費支出は季節調整済み前月比+1.6%と前月から増加、振れの大きい住居や自動車などを除いた実質消費支出(除く住居等)で見ると、同+2.7%と3ヶ月連続で増加している。先行きの家計関連の指標は、企業部門の回復が所得・雇用に波及することで、堅調な推移が続くとみている。


◆4月1日に発表される日銀短観では、企業の業況判断DIに注目している。企業収益の改善を背景に、製造業、非製造業ともに、業況判断DI(最近)は改善が続くことが予想される。一方、業況判断DI(先行き)に関しては、消費税増税の影響で大きく悪化する見込みである。ただし、1997年の消費税増税時の短観の動きを見ると、1997年3月短観ではすべての業種、企業規模で業況判断DI(先行き)が悪化したが、1997年6月短観の製造業業況判断DI(最近)は大企業、中小企業の双方で改善した。企業は消費税増税に対して過度に悲観的になっていたが、実際にはビジネス環境の悪化は限定的だったのである。今回の増税においても、同様の傾向が生じる可能性があるため、業況判断DI(先行き)の数値は幅を持って解釈する必要があるだろう。

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