サマリー
◆2014年1月の機械受注統計によると、国内設備投資の先行指標である民需(船舶・電力を除く)は、前月比+13.4%と2ヶ月ぶりに増加し、市場コンセンサス(同+7.1%)を大幅に上回る結果となった。3ヶ月移動平均値で見ても2ヶ月ぶりの増加となっており、前月一時的に減少したものの、機械受注は増加基調にあることが確認された。
◆需要者別に内訳を見ると、製造業は前月比+13.4%と2ヶ月ぶりに増加した。非製造業(船舶・電力を除く)は前月比+12.1%と2ヶ月ぶりに増加した。非製造業では、幅広い業種で前月から増加しており、良好な結果であった。
◆外需は前月比+2.7%と2ヶ月連続で増加した。均して見ると、横ばい圏の動きとなっているが、海外経済の回復に伴い、今後増加基調が明確となる見込みである。
◆大和総研では、機械受注は2014年1-3月期も増加を続けると見ている。製造業、非製造業とも企業業績が明確に改善していることや、稼働率が上昇を続けていることも、設備投資の増加を支援する材料となる。個人消費や住宅投資が消費税増税後の反動減を避けられないなか、設備投資が増税後の成長のドライバーになるとみている。
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