サマリー
◆新型コロナウイルス感染拡大を受け、欧州各国では概ね3月半ばから「ロックダウン(都市封鎖)」が継続されてきたが、感染拡大ペースが鈍化する中でその解除に向けた最初の動きが出てきた。オーストリアとデンマークに続いて、ドイツも4月20日より店舗営業の一部再開を決め、学校での授業再開の方針も打ち出した。
◆ユーロ圏、英国ともロックダウンに伴い急速かつ大幅な景気悪化が進行中で、大量の企業倒産や失業者急増を回避するためには、ロックダウンを早期に解除するべきとの要望が高まっている。とはいえ、有効な治療薬もワクチンもまだない中で、拙速な解除で感染が再度拡大することへの警戒も強い。ロックダウンの解除は慎重に、段階的に進めざるを得ない。
◆欧州経済の急速な悪化は今年前半までに歯止めがかかると想定しているが、ロックダウンの解除は長期戦になると見込まれるため、年後半の景気はV字回復とはならないと予想する。
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