サマリー
◆3月14日、英国議会は、「離脱期限の延長」の政府動議を賛成412票vs反対202票で可決した。これにより、下院が3月20日までに離脱協定および政治宣言を承認すれば、EU離脱関連の実施法制定を目的とした、6月30日までの一度限りの延長(テクニカル延長)を政府が要請することが可能になる。
◆示唆的投票(インディカティブ・ボート)を求める修正案が、2票という僅差で否決されたことで、メイ首相は、ブレグジットの主導権を議会に奪われることを逃れた。意味のある投票は来週3回目の実施が予定されており、その結果によって、EUサミットでの延長要請という当初のメイ首相のシナリオ通りの運びとなる。
◆3月14日の採決で保守党議員はほぼ政府の方針に従ったものの、8閣僚が延長要請を求める政府動議に反対票を投じ、前日も残留派閣僚が造反するなど、すでに政府としての体をなさない状態である。よって3回目の意味ある投票で離脱合意が否決された場合は、メイ首相自身が辞職を余儀なくされる可能性もあるだろう。
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