サマリー
◆4月23日に実施されたフランス大統領選挙の第1回投票では、独立系で中道の立場をとるマクロン候補が23.86%の得票で1位、極右の国民戦線党首のルペン候補が21.43%で2位となり、決選投票はこの2人の対決と決まった。中道・右派の統一候補のフィヨン候補は19.94%、極左のメランション候補は19.62%の得票にとどまり、さらに与党社会党のアモン候補は得票率6.35%で惨敗した(開票率97%)。マーケットが懸念した極右と極左による決選投票は回避された。
◆マクロン候補とルペン候補はEUとの関係や移民・難民政策に関して対照的な立場にあり、決選投票はEUに対する事実上の信任投票になると予想される。マクロン候補が有利だが、ルペン候補がどこまで追い上げるか注目される。また、フランスの次期政権の政策遂行能力を判断するには、6月の議会選挙後にどのような内閣が誕生するかが明らかになるまで待たねばならない。
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