サマリー
◆2013年秋より、英国では社会福祉制度改革の一環として、新しい社会保障給付制度「ユニバーサル・クレジット」が本格導入される。複雑な給付制度を整理統合し、就労インセンティブを強化した制度だが、懸念を表明する向きも多い。
◆給付をオンラインで申請、管理するなど制度の効率化を目指すが、新しい情報システムへの不安や、当初の予算を大幅に上回る運営コストなど、前途は容易ではない。ユニバーサル・クレジット導入の実効性について、今後が注目される。
◆生活保護受給者の増加が懸念されている日本では、英国のような福祉制度への依存を生み出さないことが最大の課題となる。また、潜在的な受給者の増加傾向が否めないことから、非効率を最大限排除するといった制度設計が必要となるだろう。
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