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新興国マンスリー(2012年6月)金融緩和のハードルが高まる

~ギリシャ再選挙はリスク許容度回復をもたらすか~

2012年06月04日

経済調査部 経済調査部長 児玉 卓

新興国リサーチチーム

サマリー

◆昨年後半に次ぐ再度の為替レート下落に見舞われ、輸入インフレの圧力が広範な新興国で増している。金融緩和のハードルが高くなり、新興国全体の景気回復時期を先送りさせる要因である。

◆新興国通貨下落の主因はユーロ圏の混迷にあり、市場が嫌う「不透明感」がギリシャ再選挙でピークに達するという見方は一定の説得力を持つが、緊縮政策をめぐるギリシャとユーロ圏の条件闘争が確実視される中、ギリシャのユーロ離脱懸念が払拭されることは期待しがたい。原油価格の下落は朗報だが、短期的にはユーロ圏混迷の悪影響を相殺するには不十分である。

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