新興国マンスリー(2011年10月)複合不況回避のシナリオ
~新興国の金融緩和、欧州における政策の整頓~
2011年10月03日
サマリー
◆グローバル金融市場が混迷を深めている。景気停滞、財政危機、政策対応余力の乏しさ、金融機関の自己資本毀損懸念など、世界経済は複合不況の入り口にあるかにも見える。しかし財政、金融ともに新興国の政策オプションは豊富に残されている。欧州財政危機の波及懸念もECBの力業で緩和させることが可能である。原油価格の下落という好材料もある。景気、市場いずれに対しても、過度な悲観に陥ることは避けるべきであろう。このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
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