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新興国マンスリー(2011年6月)生産拡大持続に二つのリスク

~原油価格反落は好材料~

2011年06月03日

金融調査部 金融調査部長 児玉 卓

新興国リサーチチーム

サマリー

◆日本の鉱工業生産は3月に急減した後、4月には下げ止まった。しかし、旧に復すには時間を要すると見られ、それがボトルネックとなり、アジア諸国の生産停滞をもたらす懸念がある。また、インド、ブラジルなどは内需の減速が顕在化している。既に新興国の課題は過熱抑制ではなく、減速を失速に至らしめないことである。その点、最近の原油価格の反落は好材料である。原油価格の変動の一次的効果はほぼゼロサムの所得移転であるが、所得流出国の需要抑制効果は、流入国の需要刺激効果を上回ると考えられるからである。

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