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中国のインターネット金融の現状と今後の展望

『大和総研調査季報』 2014年秋季号(Vol.16)掲載

2014年12月01日

経済調査部 主席研究員 齋藤 尚登

サマリー

2013年は中国のインターネット金融元年といわれている。特にインターネットMMF(ネット決済余剰資金の運用)の発展のスピードは速い。定期預金よりも高い利回りであることに加え、少額からの投資が可能であり、簡単な操作で資金移動が可能であるなど利便性が極めて高いことなどがユーザーの幅広い支持を得た。インターネットMMFは銀行システム外部から競争を導入し、金利の市場化を促進しようとしている。


しかし、今後、金利の自由化をはじめとする金融改革が進展していけば、インターネットMMFの隆盛を支えた「特殊要因」は徐々に消滅していく。言い換えれば、過渡期という状況がインターネットMMFの隆盛をもたらしたのである。


今後、インターネット金融は、迅速、高効率、低コスト、高度に情報化されたプラットフォームという優位性を生かした小口貸付などの金融サービスや、高い利便性を有する決済・資産運用が注目され、銀行などの伝統的金融システムの補完的な役割を果たしていくようになるのではないか。


大和総研調査季報 2022年新春号Vol.45

大和総研リサーチ本部が長年にわたる知識と経験の蓄積を結集し、的確な現状分析に基づき、将来展望を踏まえた政策提言を積極的に発信していくとのコンセプトのもと、2011年1月に創刊いたしました。

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