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綱渡りの中国経済、14年1Qは7.4%成長

当面の頼みの綱は輸出増加

2014年04月16日

経済調査部 主席研究員 齋藤 尚登

サマリー

◆2014年1月~3月の実質GDP成長率は前年同期比7.4%と、2012年7月~9月の7.4%以来の低成長となった。主要経済指標は軒並み減速している。3月の輸入は前年同月比11.3%減となったが、特定品目ではなく多くの品目の輸入が減少していることは、内需減速で企業在庫が積み上がっている可能性や、中小企業の資金繰り悪化が輸入にまで影響を及ぼし始めた可能性があり、要注意であろう。


◆今後の経済政策運営については、昨年7月以降と同じ展開を想定している。当時、2013年4月~6月の実質GDP成長率が7.5%に減速。7月以降は景気下振れリスクを低減するために、矢継ぎ早の政策が打ち出された。しかし、これらの政策は、①民生改善、省エネ・環境保護、中西部を中心とするインフラ整備、新たな成長産業の4分野に限定され、②しかも、ほとんどの政策が中長期のもので、短期的に投資を大きく増やすようなものではなかった、という特徴がある。2014年の景気下支え策のメニューも全く変わっていない。その効果も、一時的なセンチメント改善にとどまろう。


◆結局のところ、当面の頼みの綱は先進国景気改善に伴う輸出増加である。「偽輸出」とみられる水増しの影響が一巡する5月以降の輸出は、データとしても改善していこう。

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