2014年03月24日
サマリー
◆アジア新興国企業が外国子会社等を通じて外貨建て債券の発行を大幅に増加させている。2013年は2009年に比べ、8.7倍に増加した。特に、親会社を中国とする企業が、香港等のオフショアで米ドル建てで発行するケースが多い。
◆最も懸念されることは、調達した資金が中国の理財商品等の高金利商品に投資されている可能性である。その場合、理財商品等のデフォルトは最終的には、中国企業の外貨建て債券を購入した国際的な投資家に影響が波及することになり、影響は広範に及ぶことになる。今後の中国政府と金融資本市場の動向を注視していく必要があろう。
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