1. トップ
  2. レポート・コラム
  3. 経済分析
  4. 中国
  5. 中国:2014年目標は7%or7.5%、3.5%or4%?

中国:2014年目標は7%or7.5%、3.5%or4%?

中央経済工作会議は2014年の6項目の重点を提示

2013年12月16日

経済調査部 主席研究員 齋藤 尚登

サマリー

◆2014年の経済運営を協議する中国共産党中央経済工作会議が12月10日~13日に北京で開催された。同会議で提示された6項目の重点は、①食糧の量的・質的安全を保障する、②産業構造の調整に注力する、③債務リスクをコントロールする、④地域(区域)の協調発展を積極的に推進する、⑤民生を保障・改善する、⑥対外開放のレベルを絶えず高める、となっている。


◆同会議では2014年の経済成長率目標は明示されなかった。大和総研は、2014年の中国経済の最重要ポイントは、「地方政府関連債務をコントロールすること(急増させないこと)」であると認識している。これは、「固定資産投資の急増→無駄な投資と借金の急増→潜在的な不良債権の急増」こそが、避けるべきリスクシナリオと想定しているためである。この点で、2014年の成長率目標は、7.5%よりも7.0%の方が好ましいと考えている。


◆もうひとつ、持続的安定成長の観点からは、2014年の消費者物価上昇率の政府抑制目標にも注目したい。2013年の抑制目標は3.5%であったが、こちらは4.0%に引き上げられれば、金融引き締めが景気に水を注すリスクが低下しよう。


◆2014年の中国経済にとって最も好ましい組み合わせは、実質GDP成長率目標は7.0%、消費者物価上昇率抑制目標は4.0%となることだと考えている。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加