中国:預金準備率引き下げと当面の金融政策

行きすぎた引き締めの修正局面の始まり

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2011年12月01日

サマリー

◆中国人民銀行が3年ぶりとなる預金準備率の引き下げを発表した。大和総研では、これまでの金融引き締めでは、預金準備率の引き上げに過度に依存した結果、引き締めが行きすぎてしまったと判断しており、「引き下げ」にサプライズは感じない。その修正局面がいよいよ始まったのである。欧州を中心に輸出減速懸念が高まるなか、中国が内需「刺激」を重視し始めたシグナルと捉えることが可能であろう。

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